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自らの町に愛着さえあれば商店街は必ず再生できる

1月8日の勉強会では地域振興総合研究所編の"地域力"という書籍より、
地方ビジネスを考える上で参考になる箇所を引用して、ディスカッションをしました。

まちづくりカンパニー・シープネットワーク代表取締役 西郷真理子が著した"自らの町に愛着さえあれば商店街は必ず再生できる"の章からの引用は以下の通りです。

人は居心地の良い場所を求めていて、そのための場所として、地方都市という選択肢も多いにありうるのではないか、そして、居心地のよい町づくりや空間を通して、地方都市の活性化がはかられるのではというポイントで、勉強会は盛り上がりました。

P182
”日本の都市開発は終戦直後の焼け野原から出発しています。
何もないところに道路や公共建築物、公園などのハードを次々に建設し続けた。
そして経済復興を経てやがて訪れた高度成長時代の末期からは、東京や大阪など、大都市の周辺部でビルのような集合住宅が林立するニュータウンが作られました。

当時、私は建設を専攻する学生にすぎませんでしたが、それでもニュータウンの無機的で表情のない光景に 「この町に暮らして人は本当に幸せになれるのだろうか」と疑問を感じずにはいられませんでした。
長い歴史を持つヨーロッパの都市では、必ず中心部に広場があり、そこで多くの人々が集い憩っています。
日本でも商家が軒を連ねる商店街は、人々が助け合いながら生活を共有する一つのコミュニティでした。
そこには人間同士のつながりや潤いがあり、人々は共同体の一員として日々の暮らしを楽しんでいたのです。”

P183
”丸亀町の成功は決して特殊な事例ではありません。
すでに衰退傾向がはっきりと現れているほかの地方都市の商店街も方法次第で再生は可能です。

丸亀町の成功例:
商店街の中心に大きな広場を配し、その上部に町のシンボルともいえる美しいドームを設置するプランを作りました。
商店街では町の洗練度をより高めるために、パリの商店街と姉妹都市提携もしています。
そうして470メートルの商店街を7区画に区分し、それぞれ個性ある町づくりがスタートしたのです。

その結果、消費者にとってより魅力的な店舗の配分が行われ、また人がつい足を運びたくなる広場やイタリアのミラノを模した遊歩道などの自由な空間が現出されているのです。
この丸亀町の7区画のなかで他区域に先駆けて2006年にオープンしたA街区では、初年度の売り上げが再開発前の3倍にも達しています。”

P184
”ただそのためには、ひとつの条件があります。
それは町の人たち、商店街の人たちが自らの町に誇りと愛着を持ち続けることです。町に対する誇りや愛着が商店街というコミュニティを再生させ、人々を新たな町づくりに向かわせる原動力となるのです。
翻ってみると、日本で地方都市が衰退に向かっているのは、戦後から高度成長期にかけて行われた、 規模や効率を追求する都市計画に限界が現れたということでしょう。
急激な経済拡大の時代はとっくに終わりを告げ、人々は町に何より居心地を求めています。

そうした人々の目を商店街に向けさせるには、ひとつにはその地域ならではの特徴をいかした町づくりを進めていくことが大切です。そこで重要なてがかりになるのが歴史というファクターでしょう。

歴史をひもとくとその町のあるいはその地域の個性や魅力が自然と浮かび上がってきます。
そして、その個性や魅力をアピールすることで、そこに暮らす人々の目が、再びその町の中心にある商店街に向けられるようになるのではないでしょうか。
その意味で歴史というのは、その町や地域にとってのかけがえのない資源ということができるでしょう。”
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