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【日本人サラリーマンについて】日本文化と残業

こちらのエントリーでは、日本文化と残業の関係を記述します。
 
まずは、「文化とは何か」ですが、辞書で調べると以下のような意味が出てきます。

・人間の生活様式の全体。
・人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。
  出展: goo辞書

このように「文化」といっても、かなり広い範囲を指すため、このエントリーでは日本文化の中でも、特に日本における『集団』に着目し、集団の特徴と集団における日本人の人間関係の特徴を記述します。 

 本エントリーを書くにあたっては、『タテ社会の人間関係』という文化人類学者の中根千枝氏が執筆した書籍を参考文献としました。

まず、そもそも集団というものが何を基点に作られるかというと、それは以下の二つに分けられます。

① 共に時間をすごす場所(以下、場所)
② 個人の持つ共通点(以下、共通点)

 自分が属する集団を考えてみてください。必ず、どちらか一つ、もしくは両方が集団を形作る上での基本となっているはずです。

 そして、日本人の集団意識は、非常に『場所』におかれています。
 これは例えば、日本人が自己紹介をする時に、自分の職種(例えば、エンジニアや記者等)ではなく、自分の会社(例えば、A社ないしB社)を名乗ることからも、場所に重きを置いていることが分かります。
 
日本人の集団のように、場所に力点をおかれて作られた集団の特徴として、ただの群れであるということが上げられます。

同じ場所にいるという理由で集団が作られているために、集団内の人たちには、共通点が少ないため、集団は群れとなるのです。

そのような集団では、ただの群れを集団として維持するために、外部に対しては、「われわれ」というグループ意識を強調し、対抗意識を持ち、内部に対しては、「同じグループ成員」という情的な結びつきを強めるという行動がとられます。

そして、このような行動によって、集団内の人間関係は、以下のような特徴を持ちます。

–絶えざる接触がつきまとう。
–個人の行動ばかりでなく、思想、考え方にも、集団の力が入り込んでくる。
–人間関係の強弱が、実際の接触の長さ、激しさに比例しがちになる。

又、ただ集団を作るだけではなく、その集団が組織として機能する必要がある場合(会社等)には、集団内の異なる人々を結びつけるために、序列が強調されます。

序列は、例え集団内が異なる人々で構成されていても、常にメンバー間を区別することが出来る「年齢」・「入社年次」・「勤続期間の長短」などによって生じる「差」によって構成されます。

このようにして序列が強調される結果、場所に赴きをおく組織においては、タテ社会が形成されます。

タテ社会では、表面的な行動はもちろん、思考や発想までもが序列意識に強く支配されます。

日本では討論の場でも、先輩・後輩や師弟関係にある人々がいる場合、意見の発表がどうしても序列に影響されてしまうのは、皆さんも覚えがあるのではないでしょうか。

以上が、『タテ社会の人間関係』記載の、日本における集団の特徴と集団内の人間関係の特徴になります。

そして肝心の、上記で説明した日本における集団の文化と残業との関係ですが、二つの悪影響が考えられます。

一つは、人間関係において絶えざる接触が必要なことから、取引先や顧客の対応に時間がかかったり会議や打ち合わせが増えてしまい、結果として残業が増えてしまうということが考えられます。

二つ目は、年次による序列が強調されることから、付き合い残業が増加することが考えられます。

実際に、(独)労働政策研究・研修機構の「仕事特性・個人特性と労働時間」調査結果(2010..7.14th)によると、「取引先や顧客の対応に時間がかかる」及び「会議や打ち合わせが多い」人は、管理職及び非管理職を問わず、月間総労働時間がそうでない人に比べ、11~13時間多いという結果が出ています。
仕事の性質と残業の関係
出典:「仕事特性・個人特性と労働時間」調査結果(独)労働政策研究・研修機構(2010..7.14th)
調査方法: 民間調査会社の郵送モニター
調査対象: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(平成20年)から、管理職と非管理職の性別および年齢階層別分布を参考に合計1万人に配布し、8,761人から回答入手


さらに、同調査結果では、上司が部下に付き合い残業をさせる場合、管理職は20時間、非管理職では36時間残業が増え、又、上司が退社するまで帰宅しないという意識の従業員は、管理職で19時間、非管理職で31時間残業が増えるという結果が出ています。

定性要因と残業

出典:「仕事特性・個人特性と労働時間」調査結果(独)労働政策研究・研修機構(2010..7.14th)
調査方法: 民間調査会社の郵送モニター
調査対象: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(平成20年)から、管理職と非管理職の性別および年齢階層別分布を参考に合計1万人に配布し、8,761人から回答入手

以上の通り、日本の文化ということで、日本における集団の文化に的を絞って説明した後、それと残業との関係を記述致しましたが、結論として日本人は、残業が増えがちな文化を持っているといえると思います。

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・今後の予定(2011年9月19日時点)
 離島視察会  10月7日(金)~9日(日)
 第四回報告会 10月23日(日) 時間未定
 第五回報告会 12月17日(土) 18:00~
 第六回報告会 2月18日(土)  18:00~

・メンバー募集中
 毎週日曜日 朝の9時から毎週勉強会やっています!
 メンバーいつでも大募集中です。ページ上部のお問い
 合わせフォームより、どうぞお気軽にご連絡下さい。
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